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記憶から来た男 Lyrics

襟を立てて 道を来る 月の影踏んで 咳き込んで
歩く謎のジェントルマン
いつか過去に聞いたような 歌の韻踏んで 置き去った
夜の箱から声が聞こえ
"何故かくのごとく淡い? 何故火のごとくに刹那?"
"「理」は疲れて「利」がかく有り"と

ビルの上で キミ見下ろし やおら飛び茫った 際立って
空(くう)に波紋描いて
いつか夢で見たように 脈略を断った ビジョンで
竜を象る雲が吼える

"何故かくのごとく聞かず 何故「奇」に捕られ見過ごす?"
"「利」は栄えて「非」がかく有り"と
見よ夜の深く彼が行く あー
(幾多を知り あまたを持ち)
見よ夜の深く彼が行く あー
(幾多を知り あまたを持ち)
見よ夜の深く彼が行く あー
(幾多を知り)

追う間もなく 階下へ逃げる 不意に閃光の 回答は
掴む術忘れられ
夜毎に来る キミの夢に 歌の韻踏んで 咳き込んで
枕元に微かささやく
"何故かくのごとく照らし 何故夢の道をふさぐ?"
"「意」は焼かれて「苦」がかく有り"と

見よ夜の深く彼が行く あー
(幾多を知り あまたを持ち)
見よ夜の深く彼が行く あー
(幾多を知り あまたを持ち)
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