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叢原火 Lyrics

狂(たぶ)る滾(たぎ)る手縄(たなわ)引き千切り
菖蒲(あやめ)躙(にじ)る汚れた其(そ)の足で
縢(かが)る齧(かじ)る源の 卵(かいご)待たずに
朱雀(すざく)を離(あ)らん咎人(とがびと)が 御庫裏(おくり)売り捨て戯(たわ)る
足音(あのと)まで盗人(ぬすびと)の禍(まが) (貪(どん))

只(ただ) 飼(か)はいた 掠(かそ)ふ胸に畏(おそ)れるならば
惟(ただ) 乾いた風吹く迄(まで) 叢(くさむら)彷徨(さまよ)う
祟(たた)る吐(たぐ)る玉綿(たまわた)撒き散らし
危(あや)めたるやごの上粗相(そそう)をす
傾(なだ)る流(なが)る鉛の水面(みなも)向け 滓(かす)を放出(はなてん)

孔雀(くざく)追(お)はふ宿無し女(め)は 御国(おくに)売り棄(す)て爛(ただ)る
彼(あ)の土間で転人(まろびと)の眼が (貪(どん))

只(ただ) 飼(か)はいた 掠(かそ)ふ胸に畏(おそ)れるならば
惟(ただ) 乾いた風吹く迄(まで) 叢(くさむら)彷徨(さまよ)う
只(ただ) 飼(か)はいた 掠(かそ)ふ腕に懼(おそ)れるならば
惟(ただ) 乾いた風吹く儘(まま) 叢(くさむら)呻吟(さまよ)ふ
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